ホーム - ツール - Neko Project 21/W(np21w, ねこープロジェクト21/W)用のVirtualPC等イメージ使用ライブラリ
Neko Project 21/W(np21w, ねこープロジェクト21/W)用のVirtualPC等イメージ使用ライブラリ
説明
- そのうち本体でサポートされるかもしれませんが、Neko Project 21/W でVirtualPCの容量可変タイプのイメージ等を使用するためのライブラリです。
- Windows環境でのみ使用できます。
- ビルドを行う必要があります。
- 2017/06/18 イメージファイルが大きくなった場合にファイルを壊してしまうバグを修正しました。NVL.DLLを置き換えてください。
- 2020/03/21 VirtualBox VDI形式でファイル拡張時に書き込んだデータが反映されていないバグを修正しました。NVL.DLLを置き換えてください。np21/wの作者さん、ありがとうございます。
- 実験中のハードディスクを含めたステートセーブについてはこちら
Linux用はこちら(np2kai用)
ビルド方法
必要なもの
- Neko Project 21/W のソース こちらでビルドできたのは ver0.86 rev28 です。
- Microsoft Visual Studio Community 2015 リンク
- Microsoft DirectX SDK (August 2009) [DXSDK_Aug09.exe] 新しいものはだめかもしれません。 リンク
- VST SDK [vstsdk366_27_06_2016_build_61.zip] リンク
- 変更用ファイル ダウンロード 2020/05/09 更新
これらを適当なフォルダに展開、またはインストールします。すでにインストールされている場合は不要です。
ビルドをしたことがある方向けの手順
[変更用ファイル]内のソースファイルを[「Neko Project 21/W」のソースを展開したフォルダ\src\np21w-0.86\fdd]フォルダに上書きし、[sxsihdd_nvl.c]ファイルについてはプロジェクトに追加してビルドしてください。[NVL.DLL]ファイルを実行ファイルと同じフォルダに置いて実行してください。
ビルド手順
以下は32ビット用リリース版の手順です。
最初に通常の「Neko Project 21/W」をビルドします。
- Visual Studioを起動します。
- [ファイル]メニュー - [開く]メニュー - [プロジェクト/ソリューション]メニュー を選択します。
- 「Neko Project 21/W」のソースを展開したフォルダ(以下[np21w]フォルダ)\src\np21w-0.86\win9x\np2vs2010.sln を開きます。
- [ソリューション操作の再ターゲット]ダイアログが表示されるので、[OK]ボタンを押します。
- [ビルド]メニュー - [構成マネージャー]メニュー - [構成マネージャー]ダイアログ - [アクティブ ソリューション構成] を [Release] に変更します。
- [ソリューション エクスプローラ] で [np21w]プロジェクト を選択します。
- [プロジェクト]メニュー - [プロパティ]メニュー を選択し、[np2w1 プロパティ ページ]ダイアログ を表示します。
- 左のツリーで [構成プロパティ] - [C/C++] - [全般] を選択します。
- 右のリストで [追加のインクルード ディレクトリ] - [編集] - [追加のインクルード ディレクトリ]ダイアログ を表示します。
- [新しい行]ボタン を押して「VST3 SDK」を展開したフォルダのパスを指定します。
- [新しい行]ボタン を押して [「Microsoft DirectX SDK (August 2009)」をインストールしたフォルダ\Include]のパスを指定します。
- 左のツリーで [構成プロパティ] - [リンカー] - [全般] を選択します。
- 右のリストで [追加のライブラリ ディレクトリ] - [編集] - [追加のライブラリ ディレクトリ]ダイアログ を表示します。
- [新しい行]ボタン を押して [「Microsoft DirectX SDK (August 2009)」をインストールしたフォルダ\Lib\x86]のパスを指定します。
- [OK]ボタン を押して [np2w1 プロパティ ページ]ダイアログ を閉じます。
- [ソリューション エクスプローラ] で [np2w]プロジェクト を選択します。
- [np21w]プロジェクト と同様に設定します。
- [ビルド]メニュー - [ソリューションのビルド]メニュー を選択してビルドを行います。
- しばらくすると [[np21w]フォルダ\bin\np2vs2010\Win32\Release]フォルダ に実行ファイルが作られます。
次にVirtualPCの容量可変タイプのイメージ等を使用できるように変更します。
- [[np21w]フォルダ\src\np21w-0.86\fdd]フォルダ での作業
- [hdd_vhd.h]ファイルに[変更用ファイル]内の[hdd_vhd.h]ファイルを上書きします。
- [sxsi.c]ファイルに[変更ファイル]内の[sxsi.c]ファイルを上書きします。
- [変更ファイル]内の[sxsihdd_nvl.c]ファイルを追加(コピー)します。
- Visual Studioに戻り、[外部で変更されました]ダイアログ が表示された場合は [すべてに適用]ボタン を押します。
- [ソリューション エクスプローラ] - [np21w]プロジェクト - [ソース ファイル] - [fdd] を右クリックしてコンテキストメニューを表示します。
- [追加]メニュー - [既存の項目]メニュー で[[np21w]フォルダ\src\np21w-0.86\fdd\sxsihdd_nvl.c]を選択します。
- [ビルド]メニュー - [ソリューションのリビルド]メニュー を選択してビルドを行います。ビルドではなくリビルドであることに注意してください。
- しばらくすると [[np21w]フォルダ\bin\np2vs2010\Win32\Release]フォルダ に変更された実行ファイルが作られます。
- 実行ファイルと同じフォルダに[変更用ファイル]内の[NVL.DLL]を追加(コピー)します。
実行すると見た目に変換はありませんが、ハードディスクのイメージファイルとしてVirtualPCの容量可変タイプのイメージ等が使用できるようになっているかと思います。