VMware Player用簡易スナップショット管理

NHM 作成中

NHM 作成中ZM5x 2020/06/06 new

NHM for Linux 作成中ZM5s 2014/12/31

情報

2020/06/06 NVMe接続のハードディスクを認識するようにしました。
ノードの(同じ親の中での)順番を変更するメニューを追加しました。追記:最上,最下の指定が単にそことの入れ替えになっていたので1つずつずらすように修正しました。必要であれば再ダウンロードをお願いします。
「なるべく断片化の少ないファイルを作成する」というオプションを追加しました。オンにすると削除(起動できる葉ノード以外)や親に反映を行う際になるべく断片化の少ないファイルを作成します。どのくらい効果があるかわかりませんが、オンにした方がよいかもしれません。現在デフォルトでオフになりますがそのうちオンにするかもしれません。ゲストから見たハードディスクには違いはなく、断片化が解消するわけではありません。あくまでホスト側から見たファイルの断片化についてです。デメリットは、あらかじめ作成されるファイルのサイズを計算することによる処理時間の増加です。処理の最初で少し固まった感じになるかもしれません。
VMXファイルの中に「-」を含んだパラメータ名があった場合もエラーにならないように修正しました。
ウィンドウ位置の指定が読み込めない(空になる)場合があるバグを修正しました。
VMware Playerの起動時にウィンドウを指定の位置に移動する機能を付けました。各ノードごとに設定できます。子の作成で引き継がれます。CreateProcess,ShellExecuteのどちらでも可能です。VMware Player 実行ファイルの指定でvmplayer.exeを直接指定せずに間接的に起動している場合、この機能は正しく機能しないかと思います。VMware Playerの終了時の位置を記憶したりはできません。単に起動するときの位置を指定できるだけです。
ノードのプロパティのダイアログが大きくなったため、フォルダの情報は別メニュー「フォルダ情報」として分けました。
ダイアログのフォントをMS UI ゴシックから実行時のシステムのフォントに変更しました。環境によってはダイアログのサイズがかなり大きくなっているかもしれません。
「子の作成」にかかる時間が長かったため、ファイルのチェック方法を変更して短くしました。
システムのディスプレイの設定を100%以外で使用する場合に文字がぼやけていたと思うのですが、ぼやけないように修正しました。
「子の作成」を実行すると「仮想マシン設定ファイルの作成に失敗しました。」というエラーメッセージが表示されて失敗する場合、その対象のノードに対してハードディスクイメージを追加したり削除していないか確認してください。プロパティを表示してディスクイメージファイルリストボックスの中のファイルとその仮想マシンに接続されているハードディスクイメージに違いがないか確認してください。違っていた場合は「設定ファイルの再読込」を実行してください。
書き忘れていましたが、NHMがVMware Playerを実行する際は単にオプションで設定された実行ファイルにVMXファイルを渡しているだけで、NHMが管理しているデータを変更したりはしていません。なのでオプションでの実行ファイルの設定は必須ではなく、自分でVMware Playerを起動してもかまわないですし、VMXファイルを実行してもかまいません。ただし実行してはいけない(親になっている)VMXファイルは絶対に実行しないでください。その子がすべて使用できなくなります。

ファイルに格納されるパスを変更しました。
NHMを使用する上で重要なパスは3つあります。

(1)	NHM.EXEと同じフォルダに作成されるNHM.DAT(XMLファイル)の<path>タグ内のNHMファイルのパス。
(2)	NHMファイル(XMLファイル)の<directory>タグ内のVMXファイルのフォルダパス。
(3)	VMDK(差分のみ)ファイル内の親のVMDKファイルのパス(parentFileNameHint)。 1ファイルのVMDKファイルの場合はバイナリエディタ、分割されたVMDKファイルの場合はテキストエディタで確認することができます。またはNHCの[その他処理]の[パラメータ変更]で確認することができます。

今までのバージョンでは次のように設定されていました。

(1)	絶対パス。
(2)	絶対パス。
(3)	親のフォルダと同じフォルダに子を作成した場合相対パス(同じフォルダなので単にファイル名のみ)。親と異なるフォルダに子を作成した場合絶対パス(同じドライブでも)。

これらがこのバージョン以降のNHMで作成した管理ファイル、子から次のように変わります。

(1)	[オプション]-[オプション2]の[DATファイル内のNHMファイルパス]で選択できます。絶対パス(デフォルト) NHM.EXEはアプリケーション用のフォルダに置き、仮想マシン(の管理ファイル)はそことは関係のない別のフォルダに作成する場合はこちらがよいです。おそらく一般的な使い方かと思います。相対パス NHM.EXEを仮想マシンに関係するフォルダに置き、仮想マシンごとにNHM.EXEを分けるような場合(1仮想マシンに1NHM.EXEのような場合)はこちらがよいです。NHM.EXEと仮想マシンのドライブが異なる場合はこちらを選択しても絶対パスになります。
(2)	[オプション]-[オプション2]の[NHMファイル内のノードパス]で選択できます。絶対パスこちらを選択する利点はあまりないかと思います。相対パス(デフォルト)
(3)	(2)で絶対パスを選択している場合絶対パス(同じフォルダでも)。親のフォルダと同じフォルダに子を作成した場合相対パス(同じフォルダなので単にファイル名のみ)。親と同じドライブで親と異なるフォルダに子を作成した場合相対パス。親と異なるドライブに子を作成した場合絶対パス。

新しいNHMでは、(1)はタブのメニューの[タブの編集]から、(2)はノードのメニューの[プロパティ]からそれぞれ作成後でも変更できます。ただし(3)については現在はNHMでは変更できません。NHCの[その他処理]-[パラメータ変更]-[親ファイル名ヒント]で変更することができます。新しいNHCでは相対パスを設定しやすいようになりました。NHMでもそのうち変更できるようにしたいと思っています。
(2)を相対パスにしておくことで、仮想マシンを含んだフォルダを移動したりそこのドライブ文字を変更することができるようになります。以前のバージョンで作成した仮想マシンフォルダを移動したい場合は、かなり大変ですが(2),(3)をすべて修正する必要があります。
基本的には現在使用している古いバージョンのNHM.EXEを新しいバージョンに置き換えても問題ありません。新しく作成された子のパスだけ相対パスに変わりますがどちらも正しく扱えるはずです。

[独立したコピーを作成]でディスクイメージのトリムをできるようにしました。メニュー実行時にトリムを行うか聞いてくるので[はい]を選択するとコピー先にトリムされたディスクイメージを作成します。結果としては今までの、トリムを行わない[独立したコピーを作成]を行ったあと、NHCでディスクイメージのトリムを行うのと同じですが、ディスクイメージを作成しながらトリムを行うため時間,ホストで必要な空き領域は半分くらいになります。ゲストに接続されているすべてのディスクイメージが対象となります。ゲストでの0埋めはNHC同様不要なので注意してください。
新しい子を作成して起動したときに「この仮想マシンは移動またはコピーされた可能性があります。」のダイアログが出ますが、これを出ないようにしたい場合、.vmxファイルに
```
uuid.action = "keep"
```
と追加してください。それ以降の子からはダイアログが出なくなります。(その行もコピーされていくため)
"keep"は常に「移動しました」を選択するのと同様、"create"は常に「コピーしました」を選択するのと同様になるようです。
[Windows版のみ] コンテキストメニューの[親に反映]メニューを再度有効にしました。ただし使えるのは先端(実行可能)のノードだけであり、さらにそのノードと親のノードの両方の電源が切れている場合だけです。
このメニューでは親のVMXを変更しません。差分ディスクの内容を反映するだけになっています。設定を変更せず親の関連ファイル名を変更したくない場合だけ使用してください。設定を変更した場合は親のノードの削除の方を使用してください。(pizzさんありがとー)
タイトルに["]を使用できるように修正しました。(hajimeさんありがとー)
[オプション]メニューに[電源状態読み込み]というメニューを加えました。それぞれの仮想マシンの電源の状態(電源が切ってあるか、VMware Playerのサスペンド状態か)を読み込んでアイコンにマークを付けます。(実行中の場合は電源が切ってある表示になります。)
リアルタイムで表示しているのではなく、メニューが選択されたときにその時点の状態を読み込みます。
[オプション]メニューに[スクリーンショット表示]というメニューを加えました。モードレスダイアログを表示し、選択している仮想マシンがVMware Playerのサスペンド状態の場合はそのスクリーンショットを表示します。VMware Playerの設定画面で表示されている画像と同じものです。
コンテキストメニューの[親に反映]メニューを削除しました。仕様的によくないと判断しました。ほとんど同じことは親を[削除]することでできます。
[子の作成]を行った場合に親の[説明]を新しい子にコピーするようにしました。
[実行]メニューの上に[設定変更]というメニューを加えました。オプションダイアログでpreferences.iniのパスを設定することで有効になります。
実行の前にVMware Playerの設定変更画面を開きたいというときに使用します。ですが直接画面を開いてくれるわけではありません。VMware Playerが起動して左の履歴(ライブラリ)の先頭に、設定変更を実行した仮想マシンが表示されるのでそれを選択してください。面倒なのですがこれ以上の方法がわかりませんでした。何かもっとよい方法があれば教えていただきたいです。
preferences.iniはXPの場合は
```
C:\Documents and Settings\[ユーザ名]\Application Data\VMware
```
それ以降の場合は
```
C:\ユーザー\[ユーザ名]\AppData\Roaming\VMware
C:\Users\[ユーザ名]\AppData\Roaming\VMware
```
にあります。
具体的に何をやっているかというと、preferences.iniの中にVMware Playerの履歴(ライブラリ)情報が書いてあるのですが、その順番を変更して設定変更を実行した仮想マシンの情報が先頭に来るように書き換えています。
独立したコピーを作成ができなくなっていたのを修正しました。(ドルフィンさんありがとー)
最近(VMware Player 5以降?)のvmssファイル名に対応しました。(h.roさんありがとー)
親が容量固定の場合に正しく子を作成するように修正しました。(あみーごさんありがとー)
扱える分割ディスクの数を増やしました。(400くらいまで)(hosomiさんありがとー)
Linux用を作ってみました。
独立ディスクを無視するかはオプション(独立ディスクに対しても子を作成する)で設定することにしました。.NHMファイルごとに設定することはできないのでそのようにしたい場合は実行ファイル(NHM.EXE)を2つ使用してください。
- 独立ディスクを使用しない場合
  - 無視してください。
- 独立ディスクをすでに使用していた場合
  - ONに設定してください。以前と同様に独立ディスクに対しても子を作成します。
- これから新しく作る.NHMファイルで独立ディスクを使用する場合
  - どちらにするか選択後、.NHMファイルを作成してください。
タイトルをVMXファイル内のdisplayName(VMwarePlayerのタイトル)にも設定するオプションを追加しました。デフォルトでONとしたので必要ない場合はOFFにしてください。
独立ディスクを無視するようにしました。
NHM以外から仮想マシンを起動する場合に間違って子の存在するものを起動しないように、起動してはいけないVMXファイル(親)の拡張子を変更する機能(オプション)を追加しました。途中でオプションを有効にしてもその時点に存在するVMXファイルは変更しません。オプションを有効にした以降の操作から変更が始まります。
読み込めないVMwareディスクイメージがあったので修正しました。(ぽこぽこさん、hosomiさんありがとー)
すでに子を作ってしまったディスクのサイズを大きくしたい場合は、NHC Ver.0 alpha40B以降を使用して最初に1番の親、次にその子、さらにその子...のようにすべての子に対して容量拡大を行ってください。
NHCでの手順は、最初の画面でファイル名(パス)入力 -> 「その他処理」ボタン押下 -> 出てきた画面で「容量拡大」ボタン押下 -> サイズ入力(親の場合だけ) となります。
NHCができるのはディスク容量を増やすだけなのでゲストOS上でパーティションを拡大する必要があります。
あまりおすすめしません。
ゲストの電源を切らない場合の流れ
1. まずは普通に実行します。
2. スナップショットを取りたいところでVMware Playerのメニュー「仮想マシン」-「パワー」-「サスペンド」を選択します。
  VMware Playerを終了します。
3. 子の作成を実行します。
4. 作成された子を実行します。
5. 「サスペンド」を行ったところに復帰します。
ゲストOSの電源が切れている状態で子の作成ができなくなっていたのを修正しました。
「第二実行ファイル」の「メニュー名称」が反映されるように修正しました。同じフォルダのNHM.EXEを2重起動できないようにしました。起動にCreateProcessかShellExecuteを選択できるようにしました。(pizzさんありがとー)
ゲスト(仮想)OSが起動したままのスナップショットの作成を修正しました。使用したい場合、VMwarePlayer3では、ゲスト(仮想)OS実行中に上部メニュー[仮想マシン]-[パワー]-[サスペンド]-[はい]を選択してVMwarePlayerを終了したあとに子の作成を行ってください。
はじめてNHM.DATを作成する際に正しくデータを初期化するように修正。
ハードディスクイメージに対して指定のプログラムを実行できるようにしました。オプション->ハードディスク実行で設定してください(2つまで)。右クリック時のメニューにハードディスクという項目が追加されます。例えばNDZをダウンロードして指定すると、対応していればどの時点のハードディスクでも実行せずに中を見たりファイルを取り出したりできます。
削除,親に反映のコマンドで進行状況を表示し、途中で中止できるようにしました。
VMXファイルのencoding行をエラーとしないように修正。(hajimeさんありがとー)
2つ以上のディスクイメージを持っているときに状態の削除に失敗するのを修正。
設定ファイル(VMX)の再読み込み機能を追加。ディスクイメージを追加したとき(VMXを変更)などに実行してください。先端のノードでしか実行できません。テスト中です。
VMwareのフラット形式の読み込みを修正。
子の作成でエラーになる場合があったので修正。
シフトキーを押しながら子の作成を選択するとVMXファイルやVMDKファイルの名前を変更できるようにしました(_NHM日付時間というのがうざいとき用)。ただし絶対に他と重複しない名前にするように注意してください。
書き忘れていたのですが、削除等を行うときは基本的に変更するファイルのコピーを作成し、そのコピーに対して変更を加えて、全部成功した時点で元を削除してコピーを元の名前にする、という処理になっています。そのため空き領域がかなり必要となるので注意してください。
ファイルの閉じ忘れを修正。
VMDKファイルのテキスト処理の変更等。
あまり意味がないかもしれないですが仕組みがほとんど同じみたいなのでVirtualPCも試せるようにしてみました。仮想マシンの設定ファイルを読み込むところ(VMwareではVMXファイル)ではファイルの種類を.VMCに変えてVMCファイルを読み込んでください。Virtual PCの実行ファイルを指定する必要はないのですが、仮想マシンの設定ファイルの拡張子をVMCから変更しないようにしてください。
いろいろ修正しました。VMXファイルの読み込みのチェックを少しきつくしたので読み込めないときがあるかもしれません。教えてもらえれば直せるかもしれません。
途中要素の削除に致命的なエラーがありました。行う場合は新しいプログラムをダウンロードしてください。
子の作成時にディレクトリを選択できるようにしました。
ウィンドウの位置を保存するようにしました。
オプションの第二実行ファイルというところは、例えば.VMXファイルを見たいときなどにエディタプログラムを指定してください。
仮想マシンの電源を入れた状態(VMwarePlayer自体は終了していないとだめですが)でもスナップショットを作れるようにしたいと思っています。
仮想マシンのOSが動いているときにVMwarePlayerを終了(×ボタンなどで)した状態です。
とりあえず形だけは作ってみましたがほとんどテストしていません。
まずはツリーの先端のみでの子の作成と削除を試してみて、まともに動きそうであればもう少し作りこもうかと思います。
仮想マシンのメモリ状態のファイル(.vmem)はハードディスクと異なり差分というわけにはいかないのでそのまま子のファイル名にコピーされます。仮想マシンのメモリが512MBの設定の場合、状態をひとつ保持するためにはホストのハードディスクに最低でも512MBの空きは必要となるので注意してください。
書き忘れていましたが、実行ファイルと同じところに作成されるNHM.DATと個々のNHMファイルはUTF-8のXMLになっています。プログラムがおかしな動きをして起動しなくなった場合等、VMX,VMDKファイルが無事であれば手書きで直せるかもしれません。
下のスクリーンショットとちょっと変わっていますが、操作はほとんど同じです。
途中要素の削除を実装してみました。途中状態が少ないほうがディスクイメージのアクセススピードが上がると思うので、いらない状態は削除したほういいかもしれません。

説明

VMware Playerでスナップショットを管理するプログラムです。
VMware Workstationのスナップショットとはまったく互換性がありません。
作成中なのですがかろうじて動いたようなのでテスト用のいらない仮想マシンで遊んでもらえるとうれしいです。
VMX(テキスト)ファイル内のVMDKファイル名(fileName)やデバイスタイプ(deviceType)は二重引用符でかこまれていなければなりません。また、deviceTypeが空か"disk"か"vmdk"のものだけが認識されます。

注意

それぞれの操作を実行するとその時点でNHM(管理)ファイルに保存されます。

NHM 作成中ZM5x 2020/06/06

32bit ダウンロード

64bit UNICODE版ダウンロード

ZM5t English version translated by Anna Wu.

環境

Windows

古いバージョン

ZM5w 少し古いバージョン

ZM5w 少し古いバージョン 64bit

ZM5w 少し古いバージョン 64bit UNICODE版

ZM5u4 少し古いバージョン

ZM5u4 少し古いバージョン 64bit

ZM5u4 少し古いバージョン 64bit UNICODE版

ZM5u 少し古いバージョン

ZM5u 少し古いバージョン 64bit

ZM5u 少し古いバージョン 64bit UNICODE版

ZM5t 少し古いバージョン

ZM5t 少し古いバージョン 64bit

ZM5s 少し古いバージョン

ZM5s 少し古いバージョン 64bit

ZM5r 少し古いバージョン

ZM5r 少し古いバージョン 64bit

ZM5p 少し古いバージョン

ZM5p 少し古いバージョン 64bit

NHM for Linux 作成中ZM5s 2014/12/31

ZM5s 2014/12/31 ダウンロード Ubuntu 14.04 32ビットのような環境用

ZM5s 2014/12/31 ダウンロード Ubuntu 14.04 64ビットのような環境用

ZM5s 2014/12/31 ダウンロード上記で動かない場合 32ビット

ZM5s 2014/12/31 ダウンロード上記で動かない場合 64ビット

環境

Linux

古いバージョン

使い方

まずは普通にVMware Playerを使用して新規の仮想マシンを作成し、スナップショットを保存したいところまで進めてゲストOSを終了し仮想マシンの電源を切ります。自動で電源が切れないゲストOSの場合はVMware Playerのメニュー -> 仮想マシン -> パワー -> パワーオフを実行して電源を切ります。VMware Playerの閉じるボタンでは電源の切れた状態になりませんので注意してください。仮想マシンが終了して[VMware Player へようこそ]の画面になっているはずです。
電源を切らずに VMware Playerのメニュー -> 仮想マシン -> パワー -> サスペンドを実行した状態でもスナップショットを作成できるのですが、その場合はメモリの状態等が保存されるのでホストOSでのディスク使用量が増えます(そのかわりゲストOSが起動した状態で再開できます。)。

ダウンロードしたNHMのプログラムを適当なディレクトリに解凍します。NHM.EXEを実行します。

NHMのメニュー -> オプション -> オプションを実行してオプションダイアログを表示します。

[VMware Player 実行ファイル]にVMware Playerの実行ファイル vmplayer.exe のパスを設定します。普通にインストールした場合は
[C:\Program Files\VMware\VMware Player\vmplayer.exe]
や
[C:\Program Files (x86)\VMware\VMware Player\vmplayer.exe]
になるかと思います。[OK]ボタンを押してダイアログを閉じます。

NHMのメニュー -> ファイル -> 新規作成を実行します。[NHMファイルの新規作成]ファイル作成ダイアログが表示されるのでNHMファイル(仮想マシンのスナップショット管理ファイル)のパスと名前を指定します。場所はVMware Playerで作成した仮想マシンのフォルダがよいかと思います。[保存]ボタンを押します。

[管理するVMXファイルの選択]ファイル選択ダイアログが表示されるので、スナップショットの管理を始める仮想マシンのVMXファイルを選択して[開く]ボタンを押します。

NHMの画面に仮想マシンのタイトルがひとつだけ表示されます。この状態ではスナップショットは保存されていません。タイトルを右クリックしたときのメニュー(以下コンテキストメニュー)の[実行]を実行した場合は元の仮想マシンが変更されます。

スナップショットを保存するためにコンテキストメニュー -> 子の作成を実行します。どこに作成するか選択するフォルダ選択ダイアログが表示されるのでとりあえずそのまま[OK]ボタンを押します。

先ほどの仮想マシンのタイトル(A)の下に子の仮想マシンのタイトル(B)が追加されます。これでスナップショットが保存されたことになります。この状態について説明します。

Aには現在の状態(ハードディスク)が記録されています。Bにはこの先実行した結果(差分)が記録されます。まだ何も実行していないので状態としては現時点ではAとBは同じです。Aに対して[子の作成]を実行すればBの実行結果とは関係なくまたAの状態から始める(Aの状態に戻る)ことができます。これらの子はAに対しての差分なので、A自身を実行してしまうとAの状態(ハードディスク)が変更されてしまい、差分として成り立たなくなります。そのためAは実行できないようにしてあります(コンテキストメニューの[実行]が無効化されています)。

Aのような親(子を1つ以上持っている)は固定された状態(実行不可)、Bのような子(子を1つも持っていない)は変化していく状態(実行化)となります。

Bを最初に実行したときに、

この仮想マシンは移動またはコピーされた可能性があります。
...
よく分からない場合は、「コピーしました」を選択してください。

のようにVMware Playerに聞かれますが、基本的には「移動しました」を選択してください。「コピーしました」だと仮想マシンのMACアドレスが変更されるようです。どちらを選択した場合でもVMXファイルを編集すればMACアドレスは変更できるようです。

何かのテストのために同じ状態(例えばAの状態)から何度も繰り返し実行したい場合は、
Aに対して子の作成(Bができる) Bに対して実行 Bを削除 Aに対して子の作成(Bができる) ...
のような繰り返しになります。

1つのOSに対して複数の互いに依存しない環境(例えば開発用、ゲーム用)が欲しい場合は、共通の状態(OSのインストール終了)まで実行し、その後開発用の子の作成とゲーム用の子の作成を行います。VMware Workstationのスナップショットと違い、NHMでは現在の(唯一の)状態という考え方がありません(この辺の違いがこのツールの使いにくいところであり申し訳ないのですが...)。子を持っていない状態はすべて現在の(実行できる)状態です。同時実行も可能かと思いますが、その場合は同じMACアドレスのマシンが同じネットワークに複数存在することになる(変更は可能)、同じOSを2台のマシンで実行することになるのでライセンス上問題になる可能性があることに注意してください。

難しい(失敗しやすい)環境の構築を行いたい場合は、細かい単位で子の作成を繰り返していき(失敗したらその状態を削除して再度子の作成を行います。)、完成した時点で親を削除していきます(削除しなくてもよいですが)。

使い方(古)

使い方としてXPのサービスパック(SP)の適用の流れを書いておきます。
プログラムのテストを複数のSPの状態で行いたいような目的とします。
XPをインストールした仮想マシンがすでにあるとします。

NHMを起動してオプション-オプションを選択してVMwarePlayerの実行ファイルを設定します。

ファイル-新規作成を選択して管理ファイルの名前(新規)とXPをインストールした仮想マシンのVMXファイルを指定します。

SPの適用されていない状態を残しておきたいので、SP1を適用する新しい状態を作成します。
[winxppro.vmx]を右クリックして子の作成を実行します。

新しくできた2段目のノードを右クリックして実行を選択し、VMware Playerを起動してSP1を適用します。(NHMは終了するのでVMware Playerを終了したらまた起動して、ファイル-開くで先ほど作成したNHM(管理)ファイルを指定してください)

SP1の状態も残しておきたいので、SP2を適用する新しい状態を作成します。
2段目の[winxppro_NHM...]を右クリックして子の作成を実行します。

新しくできた3段目のノードを右クリックして実行を選択し、VMware Playerを起動してSP2を適用します。

それぞれのノードを右クリックしてプロパティを選択することによって、ノードのタイトルを変更することができます。
わかりやすいように次のように変更します。

実行できるのはツリー構造の先端(葉)のものだけです。
例えばSPなしの状態で実行したいときは、今の[SPなし]を実行してしまうとその子のSP1とSP2の状態を壊してしまうことになるので、[SPなし]を右クリックして子の作成を実行します。

新しくできた4番目のノードを右クリックして実行を選択するとSPなしの状態で実行できます。
同様にSP1,SP2のテスト用の仮想マシンを作成して、わかりやすいようにタイトルを変更すると次のようになります。

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